横浜FM2-1アルアイン

Merlin 2024/05/12 06:06

AFCチャンピオンズリーグで初めて決勝に進んだ横浜FMがアルアイン(UAE)を横浜国際総合競技場に迎えた第1戦。横浜FMは直近の明治安田J1第12節・浦和戦からフィールドプレーヤー10人全員を入れ替え、エース・アンデルソン ロペスを筆頭にベストメンバーを送り出す。対するアルアインも大会得点ランクトップのソフィアン ラヒミや背番号10のアレハンドロ ロメロらを先発メンバーに並べる。


53,704人の大観衆が詰めかける中、キックオフ前のファイナルらしい特別な演出も相まってスタジアムのボルテージが高まると、開始のホイッスルと同時に横浜FMが積極的な入りを見せる。4分、6分とエウベルがシュートを放ち、8分にはエウベルのパスを受けた植中 朝日が右足を振るが、GKハリド エイサの正面を突く。


受け身に回っていたアルアインだったが、鋭いカウンターで応戦すると、13分に先制点を奪うことに成功する。スローインで流れたボールに反応したソフィアン ラヒミが前に蹴り出して一気に加速し、カバーに入ったエドゥアルドも追い越してシュート。これはGKポープ ウィリアムにセーブされるも、そのこぼれ球をモハンメド アルバルーシが詰めてネットを揺らす。


早々に1点を追う格好となった横浜FMは前重心を強めていく。25分からの3分間はアンデルソン ロペス、植中、永戸 勝也、ヤン マテウスと怒とうのシュートを見舞うが、ゴールを奪うことはできない。すると30分、一瞬のスキを突かれてカウンターからマティアス パラシオスにネットを揺らされるが、VARが介入してオフサイドの判定となり、難を逃れる。


横浜FMは34分にも絶好機。植中の丁寧な落としを受けた喜田 拓也がミドルレンジから狙う。しかし、ハリド エイサに間一髪で防がれ、はじかれたボールはクロスバーを叩く。その直後にアクシデント。エドゥアルドがピッチに座り込んでプレー続行不可能となり、渡邊 泰基の投入を余儀なくされる。


0-1のまま迎えた後半、51分にソフィアン ラヒミにチャンスを与えるが、永戸が見事なカバーでしのぐと、その後はこう着状態に陥る。そこでベンチが動いたのは横浜FM。60分、渡辺 皓太と宮市 亮の2枚代えを行うと、徐々にホームチームがギアを上げていく。


そして、72分に待望の同点ゴールが生まれる。右サイドで受けたヤン マテウスの柔らかいクロスを、中央で待っていた植中が頭で合わせて流し込む。この1点でスタジアムのボルテージが一気に上がると、その後押しを受けた横浜FMがさらに猛攻を仕掛ける。


相手ゴール前でのシーンが増える中、終盤に逆転ゴールが生まれる。またもヤン マテウスのクロスを起点に、ファーで待っていた宮市がボレー。シュートは枠を外れる軌道だったが、それを渡辺が体で押し込んだ。その直後、副審のフラッグが上がるも、VARが介入してゴールが認められる。結局この1点が決勝点となり、横浜FMはアウェイでの決勝第2戦に1点のアドバンテージを持って臨むことになった。

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