東京V [ 城福 浩監督 ]
やまと数学者 2024/05/13 02:20
ここまで来てくれた多くのサポーターを失望のどん底で帰すわけにはいかなかった。喜び合えはしなかったが、試合後、次に向かっていこうという、確認し合えるような終わり方で良かった。
試合では反省することが多い。相手のインテンシティーの高さは分かっていたけれど、そこに呑み込まれた入りをした。選手は圧力を受け続けたような前半を過ごしてしまって、後半にもさらに得点を奪われるとほぼ勝ち目がないというところで失点した。(CKになったところで)集中力が途切れたかもしれないが、われわれに矢印を向けないといけない。3失点までは反省ばかり。
ただ、自分たちの形を変えて、良さを失わず、自分たちの回し方をして勝点1を取った。鹿島の(ホーム)スタジアムでの勝点1は自信になる。自分たちはJリーグでサプライズを起こしたいという思いがあった。その歩みを止めたくないし、次に勝点3を取ることを確かめ合ったという終わり方は良かった。
--前半、守備のスイッチや準備の遅さがあったように見えたが?
(普段と比べて)最終ラインのメンバーが違うことと、前線の組み合わせが違うこと。その中でどういうふうに特長を出し合うかというのは短い間で準備していたが、サイドで準備をするタイミングが遅かったのと、(サイドの選手が)ポジションを取るタイミングと出し手のタイミングが合わなかった。どちらだけが悪いというのではないが、ワイドの選手がダラダラと戻るのは散見された。中にパスを通そうとしても、相手のCBは強い。外から前進したい思いがあったが、出し手と受け手のタイミングが合わなかった。ハーフタイム、メンバーが代わったところでは、そのタイミングを確認した。
--同点に導いた齋藤 功佑選手の活躍について。
フィジカル的な勝負ができる選手が今日のベンチではほぼいなかった。前半の途中から綱島(悠斗)を前線に置いた。中盤を作って、前線に飛び込むのが木村(勇大)と綱島という形だった。
次に、ゲームを変えるにはどうすればいいかスタッフと話した。フィジカル的なものは鹿島は強いので、相手をより混乱させるものが何かというところで、フィジカル勝負をやめて、より相手を混乱させる選手を置いて、2、3列目から湧き出ていくような形にしたほうがわれわれらしいし、鹿島の混乱を招くことができるだろうということで、齋藤をトップ下にした。思いどおりの動きをしてくれました。
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