連敗と前節の悔しさ。奮起の材料に変え、断ち切るのは(札幌vs磐田 J1)
Jリーグデータ 2024/05/13 08:29
水曜日開催となる明治安田J1第14節、札幌ドームでは現在勝点8で20位の札幌と勝点14で15位の磐田が対戦する。
札幌は前節、アウェイで川崎Fと対戦。立ち上がりは相手とやり合う展開で押し気味な場面もあったが、30分に先制点を奪われると、43分には2点目を奪われる。さらに、前半アディショナルタイムにはGK菅野 孝憲がペナルティーエリア内でファウルをしてしまい、PKを献上。これを決められ、0-3で折り返すことに。3点を追う後半は選手交代をしながら積極的にゴールへ迫ろうとするも、なかなか決定機を得ることができず、無得点のままタイムアップを迎えてしまった。
この敗戦により2連敗かつ6戦未勝利となってしまったわけだが、要因としては得点力不足が挙げられる。ここまでの得点数は1試合平均で『1』を下回っており、この状況では1失点をした時点で勝利できる確率がかなり低くなってしまう。もちろん難しい箇所ではあるのだが、改善が必要な部分である。
一方、5月の北海道へ乗り込む磐田は前節、ホームで鳥栖と対戦し、こちらも0-3で敗戦。テンポよくボールを動かしてくる鳥栖の勢いに前半は若干押されてしまい、なんとかそれを押し返してはいたものの、前半終了間際にオウンゴールを献上。後半は逆に押し込めるようになっていくのだが、わずかなスキを突かれて追加点を許すと、3点目も奪われてしまい、勝負あり。鳥栖にうまく押し切られてしまった格好だ。
東京V、鳥栖という順位の近いチームに連敗と手痛い結果が続くが、第10節では首位に立っていた町田に勝利し、翌節にはAFCチャンピオンズリーグで決勝進出を果たしている横浜FMと引き分けており、地力があることは示している。わずかなスキを突かれての失点や、良くない時間帯の失点をなくしていきたいところだろう。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、ともに2連敗中の流れを変えたいことに加え、0-3で大敗した前節の悔しさを晴らすべく、勢いを持って試合に入ることが想像できる。
興味深いのは、メンバー選考の部分。相手を上回る強度を出せるメンバーを並べる必要性があるはず。前節から中3日で迎える試合とあって、選手層や総合力、底力などが問われる場面だ。
前節でリーグ戦の約3分の1を終え、今節からは中盤戦へと突入していく。順位争いもよりシビアになっていくことだろう。水曜夜のこの一戦も激しい攻防になること間違いなし。ぜひ、スタジアムへ。
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