上野 優作前監督辞任後、１勝１分２敗の岐阜。今節は、前回対戦した際に４－２で破った17位の鳥取をホームに迎える。

岐阜は前節、上位の沼津と対戦。勝って勝点差を縮めたかったが、前半は終始相手に主導権を握られ、先制点を奪われた。後半は選手交代を機に積極性を見せて一時同点に追いついたが、終盤に勝ち越されて敗戦。前半で相手の勢いに呑まれたことや、攻勢をかけた時間帯に２点目を取れなかったことが敗因となった。

今節でカギとなるのは、それらの課題をどう改善するか。特に、流れの悪い時間帯での戦い方は意識したい点の１つ。ピッチで戦う選手が的確な状況判断をして、どのようなプレーをすべきかをチーム内で共有できるかが重要だ。また、５試合ぶりの複数得点が生まれれば、試合を有利に運べるだろう。サポーターの声援を味方にして、決定機をモノにしたい。

一方の鳥取は13試合連続失点中と、守備の整備が急務な状態。岐阜との前回対戦では４失点を喫しているだけに、守備陣のさらなる奮起が求められる。相手にゴールを割らせなければ、明治安田Ｊ３第11節・琉球戦以来の勝利に大きく近づけるはずだ。