チェルシーのエンソ・フェルナンデスが人種差別動画を受け、チームメイトに謝罪したようだ。

コパ・アメリカで連覇を飾ったアルゼンチン代表の一員として優勝に貢献したフェルナンデス。しかし、試合後のチームバスで同選手がライブ配信をした動画の中に、フランス代表のアフリカにルーツのある選手たちを揶揄するチャントを歌った場面が映り込んでおり、大きな波紋を広げている。

これを受け、チェルシーのチームメイトであるウェスレイ・フォファナは「抑えられない人種差別」と投稿して非難。フランスサッカー連盟もこの動画を非難し、チェルシーも内部調査を始めたと伝えられていた。

直後に謝罪声明を出したフェルナンデスはこの度、休暇を終えてチェルシーがプレシーズンツアーを行うアメリカに到着。そこで、複数のフランス人選手たちに改めて謝罪し、受け入れられたと伝えられている。これを受け、クラブは同選手への処分しない方向でこの調査を終了し、先日にスカッド内に問題がないことを強調していたエンツォ・マレスカ監督も同選手の即座のチーム合流を認めたようだ。

なお、フェルナンデスは反人種差別チャリティに対して寄付することを申し出たとも伝えられている。

ただし、国際サッカー連盟（FIFA）はこの件に関する調査を開始しており、今後イングランドサッカー協会と協力する可能性もあり、フェルナンデスに対する出場停止等の処分が下される可能性があるようだ。