明治安田Ｊ２が再開して２試合目。初戦は対照的な結果となった両チームの対戦だ。

ホームで３連勝を目指すいわき。８月６日に湘南から柴田 壮介を期限付き移籍で獲得して中盤の陣容に厚みが増した。前節・秋田戦で途中出場した加藤 大晟のように選手登録後即出場もあり得るかもしれない。

前節は、約３カ月ぶりにホームでの勝利を収めたことで肩の荷が下りただろう。ここからホーム戦の成績向上を目指していきたい。前節は随所に良い攻撃の形を作ってチャンスを創出。多くの時間を攻撃に割けた上、守備のリスク管理を徹底したことで秋田のチャンスを最小限に抑えられ、勝利につながった。良い流れを持続させ、ポイントとしている夏場の試合で勝利を積み重ねていきたい。

愛媛は前節、ホームで行われた徳島との“四国ダービー”で敗戦。23分に中央を突破されて失点を喫し、その後チャンスを多く作ったが、ゴールは遠かった。仕切り直しといきたいところだが、山口 竜弥が徳島へ移籍。さらに石浦 大雅が２試合の出場停止のため、前節で先発した選手を２人欠く事態に陥った。人選を含めて、石丸 清隆監督の采配は連敗回避に向けてポイントになるかもしれない。

いわきは2022年、愛媛は2023年、ともにＪ３を制覇した実績を持っており、今季はＪ１昇格プレーオフ圏内を狙える位置につけている。前回対戦は大荒れの空模様の下で行われ、愛媛のGK徳重 健太の活躍が際立った中、スコアレスドローで終わった。

通算対戦成績はいわきの２勝１分。７位・いわきと10位・愛媛の勝点差は『３』。上位追走を目指すいわきと愛媛にとって大事な試合になる。