チームディナーでプロのスリ集団を雇用?アーセナル指揮官アルテタの“奇策”が話題に

sky sports 2024/08/09 08:45


アーセナルのミケル・アルテタ監督は、チームへの緊張感を高めるために“奇策”に出たようだ。


2019年冬に就任したアルテタ監督の下、近年プレミアリーグで躍動するアーセナル。しかし、2003-04シーズン以来となるリーグ優勝にはまだ手が届かず、直近2シーズンはマンチェスター・シティとの優勝争いに敗れて2位に終わっている。


今度こそタイトル奪還を目指す新シーズンへ向け、これまでチーム強化を行ってきたアーセナルだったが、開幕を来週に控える中で指揮官が“奇策”に出たという。『The Athletic』によると、同指揮官はファーストチームの選手たちに内緒で「プロのスリ集団」を雇用。そして、ディナー中にスリ集団に各円卓を回らせて、選手たちのスマートフォンや財布を盗ませたようだ。食事が終わった後、選手たちは持ち物を確認するように言われ、後になって持ち物が盗まれたことに気が付いたと伝えられている。


アルテタ監督の取った“奇策”の背景には、マンチェスター・Cの5連覇を阻止し、21年ぶりのリーグタイトルを見据える重要なシーズンを前に、選手たちに常に警戒感を持たせ、どんな時でもしっかりと準備することの重要性を説く狙いがあったようだ。


『The Athletic』は、「こうのような革新的な考えは、あらゆる場面を学習と成長の機会と考えるアルテタの典型だ。彼の影響はアーセナルのあらゆる面に表れている。今のアーセナルは、彼仕様に合わせて作られたチームとなり、彼の競争心を中心に作られたチームとなった。彼の向上への執着は伝染し、クラブ全体にメンタリティとして広まっている」と指摘している。


なお、アルテタ監督がこのような“奇策”が話題になったのは今回が初めてではない。敵地でのリヴァプール戦(0-4)を前にした準備の中で、「You'll Never Walk Alone」を流しながらトレーニングを行ったことも話題となっている。

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