柏vsG大阪の見どころ:今度こそ再開初戦。柏が示したい以前との違い

FIy999 2024/08/10 01:48

今度こそ再開初戦。柏が示したい以前との違い


15位の柏が3位のG大阪をホームに迎える。


井原 正巳監督が「時間は長くなかったけれど、勝点を積み上げるために必要なところを含めてチームとして修正してきた」と話したように、リーグ中断期間で攻守のブラッシュアップを図った柏。前節・浦和戦でその真価が試されるところだったが、キックオフ予定の約1時間前に悪天候の影響で試合中止に。延期されたことで、柏にとっては今節が中断期間明け最初の試合となる。


ただ、延期されたからといって柏のやるべきことは変わらない。特に指揮官と選手が中断期間で強調していたのが、失点を減らすこと。開幕3戦で計1失点とシーズン当初は堅守を誇っていたものの、リーグ後半戦に突入してからは5試合10失点と被ゴール数が増えている。井原監督は浦和戦前の会見で「守備を引き締めることが、勝点3を積み上げていく上でより重要になっていく」と話しており、まずはゴール前での粘り強い守備や激しいプレスバックなどで以前との違いを示したい。


そして、柏の注目点はベンチメンバーを含めた18人の人選。パリ五輪に参加していたU-23日本代表で主力の細谷 真大と関根 大輝はより万全な状態で試合に臨むと思われ、コンディション不良により7月の明治安田J1第23節・名古屋戦、前々節・川崎F戦を欠場していた島村 拓弥も、浦和戦でサブメンバーに復帰していた。さらに、柏U-18出身の手塚 康平が復帰を果たすなど、中断期間前と比べて選手層は厚くなった。井原監督の選択はいかに。


対するG大阪は昨季のJ1で16位と苦しんだが、今季は一転、順調に勝点を積み上げてきた。特筆すべきは失点の少なさで、その数はリーグ最少の『18』。GK一森 純は安定したビルドアップと好セーブを毎節披露し、昨オフに名古屋から加入した中谷 進之介はディフェンスリーダーとしてチームを統率。最終ラインにとどまらず、前線の選手たちも怠ることなくハードな守備を繰り返し、柏の島村は「(G大阪は)球際に強いイメージがある。(1-2で敗れた前回対戦では)上位にいるだけのチームだと思った」と印象を語っている。


ただ、直近2戦では1分1敗とやや足踏み状態。前節・FC東京戦(0△0)では前半から押し込む時間が続いたものの、相手GKのファインセーブもあり、最後まで得点を奪えなかった。ダニエル ポヤトス監督は「本当に悔しい。勝てば、さらに上に追随できる形になった」と話しつつ、「私たちはこれを糧に強くなっていく。次の試合に勝ちたい」と力を込めた。


期待がかかるのは、前節は出場停止だった宇佐美 貴史。今季はチームトップの8得点を挙げて攻撃を引っ張っており、柏との前回対戦では鮮やかなテクニックから先制点を挙げた。主将の復帰はチームに追い風をもたらすだろう。


このカードの直近5試合を振り返ると、G大阪が3勝2分と勝ち越している。今節で勝利を挙げるのは柏か、それともG大阪か。試合は8月11日、19:00キックオフだ。

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