バルセロナはFWヴィトール・ロケの放出を決定したようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

バルセロナは昨夏、フットボール界の将来を担う逸材と期待されたヴィトール・ロケの獲得を決め、冬の市場でチームに加えた。だが19歳FWのプレークオリティーは期待とは程遠く、ジョアン・ラポルタ会長および強化部門が、その補強手腕について批判を浴びるきっかけにもなっている。

『マルカ』曰く、バルセロナはハンジ・フリック新監督とも見解を一致させ、ヴィトール・ロケを今夏に放出することを決定した模様。すでに同選手の代理人、父親と話し合いの場を持ち、その意思を伝えているとのことだ。

放出の形態について、バルセロナはレンタル、完全移籍のどちらも視野に入れており、後者の場合には自分たちがアトレチコ・パラナエンセに支払った3000万ユーロの回収する考えという。その一方でヴィトール・ロケに対しては昨季終盤から問い合わせが殺到しており、ノッティンガム・フォレスト、エヴァートン、ジローナ、ポルト、レアル・ソシエダといったクラブが獲得に興味を持っているようだ。

バルセロナは今季初の公式戦となる17日のラ・リーガ開幕節、バレンシア戦（アウェー）の前にヴィトール・ロケ移籍を成立させる考えとのこと。なおブラジル人FWは今季ラ・リーガでまだ選手登録されていないため、バルセロナが放出したとしても同チームのサラリーキャップに影響はないようだ。