レアル・マドリードのスーパースター、ヴィニシウス・ジュニオールは、クリスティアーノ・ロナウドとともにサウジ・プロリーグに加入するという高額のオファーを断ったと報じられている。

ブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオールは、ラ・リーガとチャンピオンズリーグのタイトル獲得で評価が急上昇し、世界サッカー界のスター選手の一人となった。彼はサンティアゴ・ベルナベウではお守りのような存在となり、マドリードでは5度のバロンドール受賞者であるロナウドがかつて着ていた7番のユニフォームを着る。

ポルトガルの象徴であるロナウドは現在中東におり、ヴィニシウスが同じような道を歩むよう努力が行われている。The Athleticによると、サウジアラビアのスポーツ省に代わって活動する公共投資基金（PIF）代表団が、ヴィニシウスの代理人に将来の移籍について打診したという。

このような移籍が実現すれば、南米出身のヴィニシウスはサウジ・プロリーグの新たな顔となり、同時に高額な契約で活躍することになるだろう。サウジアラビア代表団は、2034年にワールドカップ決勝戦を主催する国を前に、もう1人の大物選手の獲得に意欲的だ。

ヴィニシウスは、マドリードと2027年まで契約を結んでおり、契約金には10億ユーロ（8億5600万ポンド/11億ドル）の契約解除条項が含まれているため、今のところは手が届かないことが予想される。24歳のヴィニシウスは、近いうちに新たな挑戦をする気はないと明言しており、現在の雇用主を代表しながらバロンドールを獲得するつもりだ。