最下位に沈む群馬が、ホームに２位の横浜FCを迎える。『夏ザスパ2024』として、多くのイベントも行われる一戦だ。

群馬は前節、アウェイで清水に０－４と大敗を喫した。相手に23本のシュートを打たれたように、決定機を多く作られてしまい、GK櫛引 政敏の好セーブがなければもっと失点を重ねていたはず。「全体的に力の差はあった」と菊地 健太も肩を落としていた。清水はこの結果、首位に再浮上している。

群馬はＪ２残留に向けて勝点を積み重ねていかなければならない状況の中で、前節の結果で１位から２位に後退した横浜FCと対戦する。菊地は「相手がどこだろうと同じカテゴリーだし、ビビっていても勝ちは見えない。強い気持ちで戦いたい」と話した。チームとして意識するのは“前へ出ていく”こと。清水戦では前線と守備陣の意識に乖離が生じており、コミュニケーションをとって意識を統一させる必要があるだろう。

主将を務め、リーグ戦フル出場を続けていた城和 隼颯が急きょ、山形への移籍を決めた。チーム全体としてその穴を埋めていきたい。

横浜FCは前節、昇格を争うライバルである長崎とホームでスコアレスドロー。相手の倍以上のシュートを放ちながらも、無得点に終わってしまった。それでも、12試合連続負けなしと勝点を積み続けており、リーグ最少失点を誇る守備の安定が好成績につながっている。今節は古巣戦となる山根 永遠らが中心となり、勝点３を奪いにいく。

前回対戦は３月20日に行われた明治安田Ｊ２第５節で、伊藤 翔のゴールによって横浜FCが１－０で勝利している。横浜FCは群馬に対して直近６試合負けなし。相性の良さも生かし、勝点３獲得なるか。

ファン・サポーターの期待に応えるためにも、群馬は待望のリーグ戦ホーム初勝利なるか。夏の熱戦に注目だ。