FC東京vs東京Vの試合結果:大観衆を集めた“東京ダービー”。今季二度目の対戦も勝者は生まれず

Jリーグ試合後のニュース 2024/08/18 02:42

今季二度目の“東京ダービー”は、試合前から両チームのファン・サポーターが大きな声でチャントを歌い合う超満員の味の素スタジアムでキックオフを迎えた。


ホームのFC東京は、この大一番で長友 佑都と森重 真人の両ベテランをスタメンに抜擢。トップ下には荒木 遼太郎が入り、ディエゴ オリヴェイラと前線でコンビを形成。前回対戦(J1第8節/2△2)で2ゴールの遠藤 渓太もスタートのピッチに立った。アウェイの東京Vは、コンディションが整ったキャプテンの森田 晃樹が先発に復帰。前回対戦でゴールを決めた染野 唯月も先発に名を連ね、見木 友哉はベンチから出番を待った。


熱気と興奮に包まれたゲームは、東京Vのキックオフでスタート。最初のチャンスはFC東京が作り出す。3分、土肥 幹太が右に展開し、白井 康介がクサビを入れると、下りてきたディエゴ オリヴェイラがダイレクトで右サイドにはたく。完全に仲川 輝人が抜け出したが、最後のクロスが合わなかった。


その後も、ホームチームがゲームを支配していく。落ち着いてボールをつなぎながら、攻撃で詰まったら変に失うことなくしっかりとやり直し、2次攻撃につなげていく。トップ下の荒木が流動的に動きながらボールを引き出すことでリズムを作っていった。


局面では球際の攻防が激しく、20分にはFC東京の小泉 慶と東京Vの谷口 栄斗がエキサイトするシーンもあったが、お互いにすぐに冷静さを取り戻してノーカードでゲームは続行。手に汗握る内容が続いていった。


そんな中で、先に決定機を作ったのはFC東京。25分に仲川が左サイドに流れて前を向き、ラストパス。これを受けた遠藤がゴール前から右足を振るが、枠を外れた。反対に東京Vは42分にビッグチャンスを作る。松村 優太が左サイドから右足で入れたクロスにファーサイドで齋藤 功佑が合わせるも、惜しくもシュートはサイドネットを揺らした。


両チームともに交代なしでスタートした後半は、東京Vが盛り返す展開となる。開始早々の47分に右サイドの松村が低くて速いクロスを入れると、これがファーサイドまで流れる。しかし、走り込んできた翁長 聖はうまく合わせることができなかった。


ただ、その後もアウェイチームが押し込む時間を長くしていき、68分には決定機を作り出す。右サイドでパスをつなぎ、染野のクロスに途中出場の山見 大登が渾身のヘッド。シュートは枠を捉えたが、GK野澤 大志ブランドンのファインセーブに遭った。


75分にはCKから決定機を迎える。今度は山見のキックに染野がドンピシャのタイミングで頭で合わせるも、またしても野澤 大志ブランドンが立ちはだかる。野澤 大志ブランドンに右手一本でセーブされたボールはポストを叩いた。さらに87分にもカウンターから山見が強烈なシュートを見舞うが、ここも野澤 大志ブランドンにセーブされ、ゴールとはならなかった。


終盤に入っても東京Vが押し込む時間が続いたが、最後まで1点が遠く、結局スコアレスでタイムアップ。4月の前回対戦と同じく、この日も“東京ダービー”の勝者が生まれることはなかった。

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