柏vs神戸の見どころ:柏が抱く「良いイメージ」。前回対戦の再現となるか

FIy999 2024/08/20 01:51

J1に所属する柏と神戸が、天皇杯ラウンド16で対戦する。


柏は今季の目標としてリーグ戦7位以上、カップ戦でのタイトル争いを掲げている。しかし、明治安田J1では現在15位と下位での戦いを強いられており、JリーグYBCルヴァンカップではプレーオフラウンドで敗退。ここまで満足のいく戦績を残せているとは言えないが、天皇杯3回戦・筑波大戦では延長戦の末に2-1で勝利を収め、ラウンド16まで到達した。


リーグ戦の順位表だけを見れば、柏の勝点は多くない。しかし、直近2試合は1勝1分。上昇気流に乗っていける兆しが見られるのは確かだ。改善した部分として挙げられるのが守備面。リーグ中断期間前は複数失点を喫する試合が続いていたが、直近2戦での総失点数は『1』。押し込まれる時間帯でも粘り強く守り切れる流れは継続していきたい。


この一戦のポイントとして挙げられるのが、指揮官の選手マネジメント。17日のリーグ前節・湘南戦は台風一過の酷暑の中での戦いとなり、特にフル出場した選手たちの疲労度合いは想像に難くない。マテウス サヴィオや白井 永地、古賀 太陽など各ポジションの主力選手を井原 正巳監督がどのように起用するかは注目点だ。


キャプテンの古賀は「いまの神戸のリーグの順位を見ても、去年の(J1)チャンピオンチームということを踏まえても、明らかに簡単な試合にはならない」と展望する。それでも、「神戸とのここ数試合ではうまくビルドアップをスタートできて、ボールを前に運べていたという自信がある。良いイメージを持ちながらやりたい」と自信をのぞかせた。3月2日に行われたJ1第2節では神戸から1-0の完封勝利を収めている。この一戦でも前回対戦と同じような試合運びを再現できるか。


一方の神戸はJ1で5位につけており、首位・町田との勝点差は『7』。優勝争いに名を連ねており、昨季に引き続いて大迫 勇也や武藤 嘉紀など強烈な攻撃陣がインパクトを残している。G大阪との上位対決となった8月17日のリーグ前節は2-1で迎えた後半アディショナルタイムに追いつかれ、2連勝とはならず。吉田 孝行監督は「本当に大事な試合で勝点1しか取れなかったのは申し訳ない。最後のところでチームとして何をするべきか、どうやって試合を終わらせるかという部分がまだまだ甘かった。二度と同じことがないようにみんなでもう1回突き詰めていきたい」と誓った。スキをできるだけ排除し、3年連続の準々決勝進出を目指す。


両チームは2022年度の天皇杯ラウンド16でも対戦しており、その際は2-1で神戸が勝利を収めている。今回、準々決勝に進出するのはどちらのチームか。試合は8月21日19時、三協フロンテア柏スタジアムでキックオフだ。

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