ビジャレアル 対 A・マドリード:アトレティコ、スルロット弾などでビジャレアルに2度追いつきドロー

Echofootball 2024/08/20 02:07


19日のラ・リーガ開幕節、アトレティコ・マドリーは敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦を2-2のドローで終えた。


月曜21時に行われるラ・リーガ開幕節最後のカードで、三強の一角アトレティコが登場。ル・ノルマン、スルロット、フリアン・アルバレスに加えてコナー・ギャラガーも獲得間近と、昨季無冠の失望を味わったサポーターの期待は今夏の補強によって一新されている。


アトレティコ指揮官として13シーズン目を迎えたシメオネ監督は、ル・ノルマン&スルロットを早速先発させ、加入して間もないJ・アルバレスはベンチスタートとした。全スタメンはGKオブラク、DFマルコス・ジョレンテ、アスピリクエタ、ヴィツェル、ル・ノルマン、レイニウド、MFサムエウ・リーノ、バリオス、コケ、グリーズマン、FWスルロットで、システムは守備時5-4-1、攻撃時3-4-3。


前半立ち上がり、アトレティコはボールを保持して、中盤やや下り目で4-4-2の守備ブロックをつくるビジャレアルを攻め立てた。とりわけ右ウィングバックのM・ジョレンテを起点にして鋭い攻撃を仕掛けたが、その努力もむなしく18分にワンプレーから失点。ビジャレアルはロングフィードからダンジュマが最終ラインを突破し、そのままペナルティーエリア内に入り込むと、巧みな切り返しからシュートを決め切っている(ヴィツェルが対応に四苦八苦していた)。


ビハインドを負ったアトレティコだったが、しかしリスタートからワンプレー目で同点に追いついた。バリオス&グリーズマンとの連係からM・ジョレンテがペナルティーエリア内右に侵入し、GKコンデの頭上を射抜く強烈なシュートでネットを揺らしている。


一瞬で1-1となったスコアはまだ動き続けた。まず37分、ビジャレアルはバエナの鋭いクロスがオブラク&ヴィツェルの連係ミスを誘発。両者がお見合いしてファーに流れたボールがコケに当たり、そのまま枠内に収まった。しかし前半アディショナルタイム5分、アトレティコが再び追いつく。U-23スペイン代表のバエナのチームメート、バリオスも彼に負けない超精度のクロスを送り、そこからスルロットが打点の高いヘディングシュートを決め切った。アトレティコ加入後初得点を決めたノルウェー代表FWに、古巣ビジャレアルのサポーターは容赦ないブーイングを浴びせている。


シメオネ監督はハーフタイムにヴィツェル、スルロットを下げてヒメネス、コレアを投入。また54分にレイニウドをモリーナ、63分にコケをデ・ポールに代えている。


後半の序盤はビジャレアルが主導権を握り攻撃を仕掛けたが、早めに選手交代を敢行したアトレティコが徐々にポゼッション率で勝っていく。だが、肝心の決定機を生み出せない。シメオネ監督は78分に最後の交代カードを切り、グリーズマンを下げてJ・アルバレスをピッチに立たせた。


ついにラ・リーガの舞台に降り立ったアラーニャ(J・アルバレスの愛称、蜘蛛の意)。とはいえ、チームメートとの連係が取れていないことは明らかで、アトレティコは攻撃が停滞。終盤はビジャレアルの攻勢が続くことになり、結局、後半はゴールが生まれないまま試合終了のホイッスルが吹かれている。

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