G大阪vs福岡の見どころ:ともに攻撃陣が白星へのカギ。G大阪はエースに期待
FIy999 2024/08/23 01:47
リーグ戦で勝利から遠ざかっているG大阪と福岡が、パナソニック スタジアム 吹田で対戦する。
G大阪は前節、神戸と対戦し、1-2で迎えた終了直前に中谷 進之介が執念の同点ゴール。勝点1は手にしたものの、首位・町田との勝点差は『6』に開いた。
しかし、神戸戦から中3日で迎えた天皇杯ラウンド16は湘南を3-2で振り切って、準々決勝への切符を獲得した。「(直近は)勝とうとして勝てない試合が多かった。PK戦でなくて(90分で)点を取って勝ち切れたし、次につながる」とセットプレーで2点を演出した鈴木 徳真は、公式戦で5試合ぶりに手にした勝利の意義をこう話したが、そこから中2日で迎える福岡戦はフィジカル的なデメリットを抱えて挑むことになりそうだ。
天皇杯では福岡戦を見据えて、エースの宇佐美 貴史や黒川 圭介、ダワンらを後半の途中から起用。しかし、リーグ最少失点タイを誇る堅守を支える中谷と福岡 将太のCBコンビはフル出場しており、最終ラインのコンディションには不安を抱えている。
「(湘南戦で)点が取れたことは良かったですけど、(直近は)失点が重なっているので、そこは持ち帰ってやらないといけない」と福岡 将太が語るように、G大阪はここ公式戦2試合連続で2失点。これまでは中谷の個の能力の高さで踏ん張ってきた場面も多かった。疲労のあるCBコンビの負担を軽減するためにも、チーム全体のハードワークが不可欠になる。
一方、勝利に不可欠な得点を奪う上で前線にも不安材料を残す。初めて経験する日本の夏場に苦しんでやや調子を落としているウェルトンは出場停止。また、イッサム ジェバリも負傷中で、天皇杯で長い時間でプレーした坂本 一彩や山下 諒也は疲弊している。そうなると、攻撃をけん引する役割はフレッシュな宇佐美に託されることになる。神戸戦ではゴールを決めただけでなく、華麗なパスで中谷のゴールにも関与。ダニエル ポヤトス監督がチョイスする前線の組み合わせの選択肢は少ないが、いずれにせよ宇佐美のパフォーマンスが勝敗のカギを握ることになるだろう。
アウェイでの福岡との前回対戦は0-1で敗れている。3バックを採用する相手には今季相性が悪く、両サイドの攻防を含めてダニエル ポヤトス監督が落とし込む戦術にも注目だ。
中2日のG大阪に対して、福岡は6日間のインターバルを挟んでパナスタに乗り込んでくる。
前節で新潟に0-1で競り負け、9位に転落した。後半から4バックを採用し、試行錯誤した試合を「いろいろとうまくいきませんでした」と長谷部 茂利監督は振り返った。
直近6試合は2分4敗。敗れた試合のうち3戦は無得点に終わっているため、やはり攻撃陣の奮起が不可欠になるだろう。
G大阪との前回対戦で見事なロングシュートを決めたシャハブ ザヘディ、ウェリントンら明確な武器を持つアタッカーに、いかにボールを供給するかがポイントになりそうだ。
リーグ戦で5試合ぶりの勝利が欲しいG大阪と、7試合ぶりの白星を目指す福岡。ドロー決着はいらない一戦となる。
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