リーグ戦が再開してから４試合目、なかなか波に乗り切れない岡山と大分がシティライトスタジアムで対戦する。

岡山はリーグ戦再開後、１－１、０－０、１－１のスコアで引き分けが続く。多くの時間帯で自分たちのやろうとしていることができていて、相手コートで攻守を展開してチャンスを作ることもできているが、複数得点を奪っていく力を発揮できず、もどかしい結果となっている。

ただ、木山 隆之監督は焦らずに継続することの重要性を語って準備を進めている。

「今週も続けていくことが大事だし、続けていく中で自分たちが良くなれるポイントを見つけてやることが大事だと思う。ボックスの中にもう少しボールを入れていくことはその１つだと思う」

よりゴールへ向かっていく危険な攻撃ができるかが注目点になる。

大分は逆に失点が重なっている。再開初戦の明治安田Ｊ２第25節・山口戦は２失点を喫して敗れ、前々節・熊本戦は１失点に抑えて終盤に逆転する劇的な展開に持ち込んだが、前節・愛媛戦は２点をリードしながら３失点を喫して逆転負け。

愛媛戦後に片野坂 知宏監督が「連戦の中でどれだけピッチに立てる選手、ファイティングポーズをとってくれる選手がいるか分からないが、切り替えてしっかりと次の天皇杯（ラウンド16・京都戦）、そしてリーグ戦に向けてやっていきたい」と話していた中、21日の京都戦は０－２で敗戦を喫し、短い準備期間の中で今節に臨んでいく。チームの総力を結集し、みんなで浮上のきっかけをつかみたいところだ。

岡山も得点力不足という問題にみんなで向き合って、乗り越えていきたいところ。離脱していたルカオが練習に戻ってきて、チームの総力は高まっている。みんなでゴールをこじ開けて勝点３を獲得したい。