現地時間24日、イングランド・プレミアリーグは第2節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地ヴィラ・パークでアストン・ヴィラと対戦した。

ホームでの開幕戦を白星で飾ったアーセナルは、開幕戦のメンバーから左サイドバックのジンチェンコをティンバーに代えた以外は同じメンバーを起用。負傷からの復帰を目指す冨安は開幕戦に続きメンバー入りしなかった。

一方、こちらも勝利で開幕戦を終えているアストン・ヴィラは、開幕戦からまったく同じメンバーでホームでの初戦を迎え、ボール保持が得意のアーセナルに対してきっちりと守備ブロックを築きカウンターを狙う。

粘り強く戦っていたアストン・ヴィラだが、14分にアクシデントが発生。右サイドバックのキャッシュが足を痛め、プレー続行不可となりピッチを退く。16分にはネデルイコヴィッチを投入した。

一時的に10人となったアストン・ヴィラに対し、アーセナルは15分、ウーデゴールからのパスをエリア内右で受けたサカがカットインして左足でシュートを狙うも、ここはGKエミリアーノ・マルティネスが素晴らしい反応ではじいてゴール右へとわずかに外れた。

アーセナルがペースを握る中、カウンターを狙うアストン・ヴィラは24分、最前線でガブリエウからベイリーがボールを奪うと、ロジャースのラストパスをゴール前で受けたワトキンスがダイレクトで流し込む。しかし、この決定機はゴール左へと外してしまう。

互いに無得点のまま迎えた後半、54分にオナナのシュートがブロックされるも、ディフレクションでコースが変わり、クロスバーを叩く。このこぼれ球をワトキンスが至近距離からダイビングヘッドで押し込むが、ここはGKラヤが驚異的な反応ではじき先制点を許さない。

チャンスを決めきれないアストン・ヴィラに対し、アーセナルは65分にマルティネッリを下げてトロサールを投入。すると迎えた67分、右サイドからのサカの折り返しがゴール前でこぼれ球となるが、いち早く反応したトロサールがゴール右へと流し込み、アーセナルが均衡を破った。

さらに78分、左サイドからの折り返しが流れ、逆サイドで拾ったサカが戻したパスをトーマスがダイレクトで狙うと、ゴール右隅でGKエミリアーノ・マルティネスもはじききれず、アーセナルが2-0とリードを広げた。

こうなると苦しいアストン・ヴィラ。諦めずに攻めるものの、アーセナルはカラフィオーリをデビューさせて逃げ切りを図る。アディショナルタイムの4分間でもアストン・ヴィラにゴールを許さなかったアーセナルが、2試合連続クリーンシートで連勝を飾った。

■試合結果

アストン・ヴィラ 0-2 アーセナル

■得点者

アーセナル：トロサール（67分）、トーマス（78分）