新戦力ルカク&アンギサ弾でナポリが逆転勝ち!鈴木彩艶退場のパルマは逃げ切れず…

FIy999 2024/09/01 02:07

現地時間31日、イタリア・セリエAは第3節が行われ、鈴木彩艶の所属するパルマは敵地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナでナポリと対戦した。


前節、互いに今季初勝利を手にし、連勝を懸けて顔を合わせた両者。オシムヘンを巡る移籍騒動でややゴタついている感のあるナポリだが、2季前の王者であり、パルマは昇格したばかりのチームでチャレンジャーとして臨む試合となったが、開始わずか6分、左サイドからクロスを上げた際にヴァレリが足を痛めるアクシデントが発生し、早くもデルプラトとの交代を余儀なくされた。


3試合連続でゴールマウスを任された彩艶は開始早々、自陣でボールを受けた際にダフってしまうミスキックがあったものの、その後も恐れずにパスを繋ぎ、9分にはキャッチした後に左サイドを駆け上がる味方にロングスローを通すなど、チームの攻撃の第一歩として存在感を発揮する。


12分、彩艶のキャッチから素早く右サイドのデルプラトにアンダースローで預けると、縦パスに抜けたデニス・マンがエリア内右からシュート。しかし、これはゴール右へとわずかに外れる。


攻勢のパルマは15分、右サイドからのデルプラトのクロスをファーサイドのコワルスキーが頭で合わせるが、これはクロスバーを直撃。さらにこぼれ球を拾ってつなぎ、ボニーの反転シュートは右のポストを叩いて外れた。


試合が動いたのは17分、スピードに乗ったドリブルで中央を持ち上がったゾームがゴール前でボールを失うも、こぼれ球を拾ったボニーがGKメレトと接触して倒され、パルマがPKを獲得。このPKをボニー自らゴール左へと沈め、攻勢のパルマが先制した。


ナポリの反撃は23分、左クロスをフリーのマゾッキが頭で合わせるが、ゴール右へと飛んだボールは彩艶がしっかりと反応してキャッチ。ナポリの攻勢が強まった40分には、左サイドからカットインしたクヴァラツヘリアがオリベラとのワンツーから右足ダイレクトでシュートを狙うも、彩艶が横っ飛びではじきピンチをしのいだ。


後半、スピナッツォーラを投入してより攻勢を強めるナポリに対し、パルマは我慢の時間帯が続く。52分、クヴァラツヘリアのカットインシュートは彩艶が正面でキャッチ。さらに55分にも左サイドから切り込んだクヴァラツヘリアが強烈なシュートを放つが、彩艶もしっかりと反応してはじき出した。


点が欲しいナポリは62分、ラスパドーリに代えて新戦力のルカクを投入。すると直後、スルーパスに抜け出し決定機を迎えるが、ここは彩艶が飛び出して足でブロックし、オフサイドの判定。自陣からのFKを時間をかけて蹴ったことで、遅延行為として彩艶にはイエローカードが提示された。


迎えた76分、ロングパスに抜け出したネレスに対し、飛び出した彩艶が先にボールに触ってクリアするが、残った足で蹴る形になり、2枚目のイエローカードを受けて退場。10人となったパルマは、すでに交代枠を使い切っているため代わりのGKを投入できず、右SBのデルプラトがGKを務めることとなった。


数的優位となったナポリは、シメオネを投入して猛攻を仕掛ける。デルプラトが本職のGKではないこともあり、積極的にシュートを放つが、精度を欠きなかなか枠内に飛ばすことができない。


それでも88分、エリア内のこぼれ球に反応したシメオネをアルムクヴィストが後ろから蹴ったとしてナポリにPKが与えらえる。しかし、VARとオン・フィールド・レビューの結果、PKは取り消しとなった。


アディショナルタイムが11分と表示された直後、エリア内でボールを受けたルカクが鋭い反転シュートでデルプラトを破り、ナポリが試合を振り出しに戻した。さらに押し込むナポリはネレスの右クロスをアンギサが高い打点のヘディングで合わせ、あっという間に逆転に成功する。


防戦一方だったパルマに点を取る力は残されておらず、逆転したナポリが2連勝を飾った。


■試合結果

ナポリ 2-1 パルマ


■得点者

ナポリ:ルカク(90+2分)、アンギサ(90+6分)

パルマ:ボニー(19分PK)

  • パルマ・カルチョ1913

  • SSCナポリ

  • 鈴木彩艶

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