名古屋0-1広島:ピンチのあとにチャンスあり。今日も決めてみせたトルガイ・アルスラン

Jリーグデータ 2024/09/05 02:13

残暑は厳しくとも夕方には心地よい風も吹き始めた豊田スタジアム。2021年以来3年ぶりにJリーグYBCルヴァンカップのタイトルを目指す名古屋と、明治安田J1で首位に立った広島が対戦した。


8月17日のJ1第27節でも対戦している両チーム。名古屋はその試合から先発を3人変更。FWにはキャスパー ユンカー、右CBには内田 宅哉が入り、今夏にFC東京から期限付き移籍で加入した徳元 悠平が名古屋での初先発を飾った。また、ボリビアリーグから加入したホセ カラバリは初のベンチ入りとなった。


直近のリーグ戦が中止となった名古屋に対して、直近のJ1第29節・FC東京戦から中3日の広島は、前回対戦から先発2人を変更。GKの川浪 吾郎と、こちらも夏の新戦力で、FC東京戦でハットトリックを決めたトルガイ アルスランが先発のピッチに立った。


最初にチャンスを作ったのはホームの名古屋。5分、山岸 祐也が相手陣内でボールを奪うと、最後はキャスパー ユンカーがゴール正面から得意の左足を振り抜いたが、川浪の好セーブに遭う。そのプレーで得たCKからもシュートシーンに。こぼれ球を拾った稲垣 祥がミドルシュートを放ったが、これはクロスバーを越えた。


8分には広島にチャンス。相手のパスをインターセプトしてカウンターに移行。しかし、パスに乱れが出てシュートにまで持ち込めない。


広島は20分にセットプレーから満田 誠がアグレッシブにシュートを狙うも、DFのブロックに遭ってゴールを奪うことができない。ボールを保持してパスは回しても、前回対戦時のような前線へのクサビが入らず、決定機をなかなか作ることができなかった。


40分には名古屋に決定機。左サイドのスローインから徳元のクロスを山岸が頭で狙ったものの、枠を捉え切れず。44分にはキャスパー ユンカーからのパスに抜け出した山岸のシュートがゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定となり、前半はスコアレスで折り返した。


後半に入り、名古屋は48分にもゴールネットを揺らしたものの、またもオフサイドでチャンスをモノにできず。すると58分、広島が試合を動かす。右サイドのルーズボールを新井 直人がギリギリで残して持ち込み、フリーでクロス。これをトルガイ アルスランが決めて先制に成功した。


追いかける形になった名古屋は、63分に3枚代え。永井 謙佑、和泉 竜司、中山 克広とスピードのある選手をピッチに送り込む。直後に永井がDFの裏に抜け出して放ったシュートはクロスバーを越える。75分には永井のクロスから山岸が意表を突いたヒールシュートでゴールを狙ったが、広島の川浪がしっかりとキャッチした。


さらに攻め立てる名古屋は80分、ディフェンスラインからの1本のパスで永井が抜け出すと、GKと1対1の大チャンスに。しかし、シュートは体を張った川浪に防がれてしまう。88分にはホセ カラバリも投入したが、シュートシーンを作ることはできなかった。


試合はそのまま1-0で広島が勝利。1点のアドバンテージを持ってホームでの第2戦に臨むこととなった。

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