横浜FM 6-1 札幌:ネットを揺らし続けた横浜FM。大量リードを手に第2戦へ

Jリーグデータ 2024/09/05 02:17


前回大会に続いてJリーグYBCルヴァンカップの準々決勝でぶつかった横浜FMと札幌。第1戦をホームで戦う横浜FMは今後の厳しいスケジュールを見据え、直近の明治安田J1第28節・C大阪戦から大幅にメンバーを変更する。先月の天皇杯ラウンド16・長崎戦で公式戦に復帰した小池 龍太、脳震盪からの復帰戦となる渡邊 泰基をはじめ、植中 朝日や井上 健太らリーグ戦で出場機会が限られる面々が先発に顔を並べた。対する札幌は1日のJ1第29節・川崎F戦から7人を入れ替える。天皇杯ラウンド16・千葉戦以来の出場となる児玉 潤、今夏に加入したアマドゥ バカヨコなどが先発に起用された。


立ち上がりからペースを握ったのは札幌。2分、CKから荒野 拓馬が頭で放ったシュートを皮切りに攻勢が続く。1分後には小林 祐希のシュートの跳ね返りをアマドゥ バカヨコが詰めてネットを揺らすも、副審の旗が上がり、得点は認められない。5分に髙尾 瑠が頭で放ったシュートは、見事な反応を見せた横浜FMのGK飯倉 大樹にセーブされる。


横浜FMも井上や宮市 亮がフィニッシュシーンを迎えるものの精度を欠くと、札幌にビッグチャンス。22分、小林のスルーパスを起点に、田中 宏武の折り返しをアマドゥ バカヨコがヒールで流すが、枠を捉えられない。その1分後に横浜FM陣内で田中 宏武が加藤 聖からボールを奪い切り、アマドゥ バカヨコがGKと1対1を迎えるも、またも飯倉のビッグセーブに遭い、ゴールならず。


すると、ピンチをしのいだ横浜FMがスコアを動かす。30分、中盤でのインターセプトから素早く受けた宮市が縦に仕掛けてクロス。中央でカバーに入った札幌・馬場 晴也が処理を誤り、その浮き球を植中が豪快に叩き込んだ。36分には、宮市の仕掛けからボールを受けた植中がコントロールショットをファーに流し込み、リードを2点に広げる。


2点を追いかける立場となった札幌は、そのキックオフ直後に痛いミスが出る。荒野が背後から迫った植中にボールを奪われて独走を許すと、背後から倒してしまい、レッドカードが提示される。


後半の頭から、横浜FMはGK寺門 陸と加藤 蓮、数的不利の札幌は中村 桐耶を投入する。その後も札幌が1枚、横浜FMが2枚のカードを切る。そして59分、またも横浜FMがスコアを動かす。左サイドを破った加藤 聖のグラウンダーのクロスをパク ミンギュがクリアできず、オウンゴールとなる。


3点のリードを奪っても横浜FMは攻撃の手を緩めない。63分に井上が入れたマイナスのクロスを天野 純が右足で流し込むと、74分にはショートコーナーから天野がファーサイドに鮮やかなコントロールショットを沈める。


札幌は77分に途中出場の白井 陽斗が一矢報いるも、横浜FMは86分に途中出場の水沼 宏太がダメ押しとなる6点目を奪って、終了のホイッスルを迎えた。


4日後に札幌のホームで第2戦を残してはいるものの、横浜FMは理想的とも言える5点のアドバンテージを獲得。対する札幌は序盤の拙攻が響く形で勝負の“後半”を迎えることとなった。

  • 北海道コンサドーレ札幌

  • 横浜F・マリノス

  • 水沼宏太

  • 天野純

  • 植中朝日

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