岡山は前節の山口戦に勝利して５試合引き分けが続く難しい状況を打破した。

ここからは勝利を重ねて勢いよく走っていきたいところで、辛抱強く継続してきた末に勝ちをつかんだ木山 隆之監督も曇りのない表情で「目の前の試合に勝っていくスタンスはずっと続けてきているけど、それはこれからより鮮明になっていく。吹っ切れた部分もあると思うし、変に硬くならず自分たちの良さを出していくだけ」と言い、今節に向けた準備をスタートさせている。

対する秋田は現在３試合得点がなく、勝てていない状況だ。前節・群馬戦は55分に藤山 智史が退場となって苦しい展開を強いられ、苦杯をなめた中で、今節に向けてどうパワーを出していくかに注目したい。この３試合で喫した失点は前節の１失点だけで、守備陣が堅固に守ってみんなで我慢強く試合を運んでいくことはできているだけに、攻撃面を活性化させていきたいところだ。

岡山も秋田も守備は堅い。横浜FCに次いでリーグで２番目に失点が少ないのが岡山で、３番目に少ないのが秋田だ。今節も大きくスコアが動く試合にはなりそうにない中で、勝敗のカギを握ってくるのは、途中から出場する選手の活躍だろう。

岡山には、前節で負傷離脱から戻ってきてさっそく２得点を挙げたルカオがいる。今節も背番号99にかかる期待は大きい。秋田は誰がチームのギアを上げる存在になれるか。ここ２試合は途中出場が続く青木 翔大に期待が集まる。