清水vs長崎:自動昇格を争う両者によるビッグマッチ。ゴールは生まれるも、勝者は生まれず

FIy999 2024/09/08 03:03

自動昇格を争う2チームがぶつかったビッグマッチは、ホームの大声援を背に清水が勢いよく試合に入る。乾 貴士が中心となって起点を作り、右サイドからゴールに迫るが、中央を固める長崎を崩すには至らない。


対する長崎も、時間の経過とともに攻撃に転じる。両SBが大外の高い位置を取り、そこからのクロスでチャンスを作るなど、徐々に流れを引き寄せる。


迎えた24分、ついに均衡が破れる。長崎は自陣でのパス回しで清水をおびき寄せ、左サイドのスペースへロングボールを送る。セカンドを拾うことはできずとも、ハイプレスでボールを奪い返し、マルコス ギリェルメがクロスを供給。ファーサイドでフリーになったマテウス ジェズスが左足で狙い澄ました一撃を叩き込み、長崎が先制した。


今季、ホームで初めて先手をとられた清水は、なんとか反撃の糸口を探るも、長崎のメリハリのある守備が上。長崎の1点リードで後半へ折り返した。


後半に入ると再び試合が動く。50分、清水は自陣深くでボールを奪ったところからカウンターへ。中央で前を向いた乾がドリブルで持ち運び、絶妙なタイミングでスルーパス。駆け上がってきたルーカス ブラガが右足でねじ込み、ホームチームが試合を振り出しに戻した。


1-1となって以降、主導権を握ったのは清水。前半と同様に乾が起点となりつつ、ルーカス ブラガも味方との連係を使って中央へ割って入る場面が目立つ。


一方、長崎も69分に“切り札”のフアンマ デルガドを投入し、ゴールに迫る場面も作ったが、清水の守備を決壊させることはできない。


ともに次の1点を奪えずに終盤に入ると、82分には清水に決定機。山原 怜音のクロスから、途中出場の矢島 慎也がヘディングシュートを狙うも、ここはGK若原 智哉にファインセーブされ、ゴールを許してもらえず。清水は最後の最後まで逆転を目指して前に出たが、ネットを揺らすことはできず、1-1で試合終了の笛が吹かれた。


  • 清水エスパルス

  • V・ファーレン長崎

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