広島1-2名古屋:“タフマッチ”を制したのは名古屋。PK戦の末、準決勝進出

FIy999 2024/09/09 02:17

JリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第1戦を1-0で勝利して、エディオンピースウイング広島での第2戦を迎えた広島は、第1戦から先発1選手を変更。ドウグラス ヴィエイラが1トップに入り、3日に加入会見を行ったばかりのポルトガル国籍FWゴンサロ パシエンシアがベンチメンバーに名を連ねた。


一方、勝たなければ勝ち上がれない状況の名古屋は、第1戦から先発3選手を変更。左ウイングバックに山中 亮輔が入り、和泉 竜司が森島 司とシャドーを組む。そして1トップはパトリックが入り、第1戦で好機を作り出したキャスパー ユンカーと永井 謙佑はベンチスタート、山岸 祐也はメンバー外となった。


試合は立ち上がりに名古屋が相手コートでプレーする時間を長くして、先手をとる。左サイドの深い位置でFKを獲得し、山中が狙い澄まして蹴ったボールをパトリックが合わせて9分に先制点を挙げた。


広島は15分を過ぎると、相手陣でプレーする時間を増やしていくが、なかなかシュートにはつながらない。名古屋の守備陣はタイトに守っていき、トルガイ アルスランにもゴールの近くで自由を与えなかった。


広島は36分、加藤 陸次樹のパスを受けてペナルティーエリア内で前を向いたドウグラス ヴィエイラがシュートを放ったが、これは惜しくも枠外へそれていく。前半終了間際には、中野 就斗が入れたクロスをニアサイドに走ったドウグラス ヴィエイラが触ってコースを変えるも、名古屋・野上 結貴がしっかりと絞って対応。前半は名古屋の1点リード、2試合トータルスコア1-1で折り返した。


広島は川辺 駿に代えて中島 洋太朗を投入し、名古屋は内田 宅哉に代えて中山 克広を送り出して後半をスタートした中、広島が名古屋のゴールへ向かってパワーを出していく。右サイドで起点になる新井 直人に、加藤や松本 泰志が絡んでチャンスを作っていき、CKも多く獲得してゴールへ迫った。


名古屋も62分にゴールに迫る。森島がペナルティーエリア内に進入して左足でシュートを放ったが、これはGK川浪 吾郎に足でセーブされる。このプレーで獲得したCKをつないで最後はパトリックがヘディングシュートを打ったが、これも川浪に防がれた。


なかなか試合が動かない中、両ベンチが動く。65分に広島がゴンサロ パシエンシアを入れると、68分には名古屋がキャスパー ユンカーと永井を入れ、両チームが得点を奪いにいった。


広島は、75分には中島がボールを奪ってチャンスを作り出すも、加藤のシュートは枠をそれていく。82分にはゴンサロ パシエンシアが胸トラップから反転してシュートを放つも、GKランゲラックにセーブされた。名古屋も86分にキャスパー ユンカーと永井の2人でシュートまで持ち込むも、川浪にストップされる。その後、アディショナルタイムの8分間でも決着がつかず、試合は延長戦に突入した。


102分に東 俊希が右サイドの角度のないところから直接FKを決めて広島が勝ち越したが、112分に永井が上げたクロスがオウンゴールとなって名古屋が同点に追いつく。広島と名古屋によるタフな戦いはPK戦で決着をつけることになり、名古屋が3-1で準決勝進出を決めた。

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