ブラジルのジャーナリストは日本サッカーチームのパフォーマンスを称賛し、インタビューした。

日本代表サッカー観戦記 2024/09/13 02:39

W杯アジア最終予選、2戦連続の大勝を飾った日本代表。ブラジル人のチアゴ・ボンテンポ記者も伊東純也、森保一監督を賞賛した


「まるで、“今ではなく強い頃”のブラジルがアジアへ舞い降りてきたようだ。何点取っても満足せず、すでに戦意を喪失してタオルを投げている相手から、無慈悲にも点を取り続ける……」


 10日(日本時間では11日未明)に行なわれた2026年ワールドカップ・アジア最終予選第2節のアウェーでのバーレーン戦。ブラジルのスポーツメディアきっての日本通であるチアゴ・ボンテンポ記者は、中国戦に続いて大勝した日本代表に――W杯南米予選で勝ち点が伸ばせず大苦戦する母国の惨状を嘆きつつ――最大級の賛辞を与えた。


バーレーンは早々から“勝ち点1でOK”的な戦いだった

――まず、この試合のフォーメーションと先発メンバーをどう思いましたか?


「ホームのバーレーンが攻撃的にプレーしてくることもありえたにもかかわらず、この試合でも3-4-2-1のフォーメーションで両ウイングバックに、本来はサイドバックの選手ではなく攻撃的な選手(右に堂安律=フライブルク、左に三笘薫=ブライトン)を起用したのは少々意外だった。中国戦から唯一のメンバー変更は右MFで久保建英(レアル・ソシエダ)の代わりに鎌田大地(クリスタルパレス)を入れたことだけど、これは中国戦にフル出場した久保の疲労を考慮したんじゃないかな」


――前半9分、日本は三笘の左からのクロスを堂安がスライディングシュートしたが、惜しくも左ポストに阻まれた。その後の数分間、バーレーンが攻めて2本のシュートを放ちます。試合の立ち上がりをどう見ましたか?


「序盤、バーレーンも多少は攻撃の姿勢を見せたが、終わってみれば彼らが前がかりになったのはこの時間帯くらい。早い段階から選手たちが時間稼ぎをするなど引き分け狙いで、勝ち点1を取れたら満足、という姿勢だった」


PKのハンドはラッキーだったけどね

――前半34分、日本は遠藤航(リバプール)からのスルーパスを受けた鎌田が敵陣右サイド深い位置からクロスを入れようとしたところ、DFの手に当たってPK。これをCF上田綺世(フェイエノールト)が、観客からのレーザーポインターでの妨害を受けながらも難なく決めました。


「日本は前半のほとんどの時間帯で試合の主導権を握っていたが、なかなか決定機を作れなかった。日本にとってはラッキーなハンドであり、PKだった」


――後半開始時点で、森保一監督は堂安に代えて伊東純也(スタッド・ランス)を投入します。


「堂安の出来が悪かったとは思わない。伊東にも出場機会を与えよう、という意図だったと思う」

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