昨シーズンの終わりにオサスナを退団した後、ジャゴバ・アラサーテはマジョルカの監督として波乱万丈のスタートを経験した。

アラサーテ氏はラ・リーガ王者レアル・マドリードとの激戦の引き分けで任期をスタートし、アウェーで古巣オサスナ戦では1-0で惜敗した。

エル・サダルでの敗戦に続いてホームでセビージャとスコアレスドローとなり、マジョルカは新シーズン最初の3試合で勝利なしとなった。

アラサーテにとって幸いだったのは、マジョルカ代表のインターナショナルブレイク前の最後の試合で、ダニ・ロドリゲスが決勝ゴールを決め、アウェーで昇格したばかりのレガネスに1-0で辛勝したことで、初勝利を収めることに成功した。

連勝を記録したロス・ピラータスは、最初の5試合で9得点を挙げているビジャレアルを相手に苦戦するには、さらに強力な守備を見せなければならないだろう。

マジョルカは、ビジャレアルとの直近4回の対戦のうち3回で敗北を回避している（2勝1敗）という事実から自信を持てるかもしれない。

4試合中2勝2引き分けのビジャレアルは、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、ヘタフェと並んで、今シーズンまだラ・リーガで勝利を収めていない5チームのうちの1つである。

アトレティとの2-2引き分けでシーズンをスタートした後、ビジャレアルは連勝を記録し、ラモン・サンチェス・ピスフアンでセビージャを2-1で破り、セルタ・ビーゴとの7ゴールのスリリングな試合でも勝利した。

バレンシア戦で3連勝を達成することはできなかったが、イエローサブマリンはパプ・ゲイェのレッドカードを受けて10人で20分以上プレーし、1-1の引き分けに満足したかもしれない。

この結果、ビジャレアルのリーガ無敗記録は8試合に伸び、リーグ戦での直近の敗北は5月5日のセルタ戦となった。

マルセリーノ監督はチームの今季スタートに満足するだろうが、4試合で7失点を喫しており、チームの守備面での改善を望んでいる――それ以上の失点を喫しているのはセルタとレアル・バリャドリードだけだ。

ビジャレアルはマジョルカとのアウェー試合直近7試合で勝ったのは1試合だけかもしれないが、その唯一の勝利は2023年8月のサンモワへの直近訪問で、ジェラール・モレノが1-0の勝利で決勝ゴールを決めたときのものだった。