京都2:1横滨:京都フェニックスが横浜を破り3連勝
Jリーグニュースメッセンジャー 2024/09/14 01:11
リーグ戦直近5試合で計13得点をマークする好調同士の一戦。ホーム・横浜FMは8日のJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第2戦・札幌戦から先発2人を入れ替え、ボランチの一角に喜田 拓也、CBに畠中 槙之輔を起用した。前々節・FC東京戦から約3週間ぶりの公式戦となるアウェイ・京都はそこからスタメン変更を1人にとどめ、川﨑 颯太を約2カ月ぶりとなる先発のピッチに送り出した。
立ち上がりは両者ともに対角へのロングフィードを使いながら様子見の展開だったが、7分、横浜FMの西村 拓真が宮本 優太へチェックに行くと、足裏で踏んでしまう。当初、西村 雄一主審の判定は警告だったが、VARのサポートが入ると、オンフィールドレビューの結果、レッドカードが提示された。
早々に数的不利となった横浜FMだったが、左ウイングのエウベルを1列下げる形での[4-3-2]で対応し、うまく時計の針を進めていく。
ゲームが動き出したのは前半中盤に入ってから。まずは京都。21分、リスタートから福田 心之助のクロスを原 大智がダイレクトで合わせるが、シュートはポストの左にそれる。横浜FMもすぐさま反撃。22分、エドゥアルドが持ち上がると、スルーパス。斜めに走り込んだヤン マテウスにタイミングは合ったものの、振った左足にはヒットせず、絶好機をモノにできない。
その直後に美しいパスワークからスコアを動かしたのは京都。23分、バイタルエリアで川﨑が送ったスルーパスをマルコ トゥーリオが落ち着いて折り返し、ラファエル エリアスが難なくネットを揺らした。
その後は両者合わせてイエローカード3枚が提示される荒れ模様の展開となった中、横浜FMが同点に追いつく。38分、ヤン マテウスが蹴ったCKをニアで畠中がフリック。スピードを保ったままのボールを京都の鈴木 義宜がクリアし切れず、オウンゴールとしてしまう。
何度もゲームが止まったことで、アディショナルタイムは前半としては異例の10分。京都は原、横浜FMはヤン マテウスにそれぞれ決定機が訪れたが、仕留め切れず、1-1でハーフタイムに入った。
両者ともに交代なしでスタートした後半は互いに攻撃姿勢を押し出し、ゴール前の攻防が多くなるとともにオープンな展開になる。すると53分、横浜FMのカウンターをしのいだ京都は、佐藤 響が持ち上がってスルーパス。それに反応した原が持ち込み、鋭い切り返しでDFを振り切って勝ち越しゴールを奪う。
ベンチが先に動いたのも京都。57分、福岡 慎平に代えて金子 大毅を投入する。横浜FMの交代は67分。疲れの見えたエウベルとヤン マテウスに代えて宮市 亮と井上 健太を投入する。その直後にアクシデント。入ったばかりの宮市がドリブルのあと、ひざを痛めて倒れ込み、担架で運び出されてしまう。70分、代わりに天野 純をピッチに送り出す。
81分、最後の交代機会となった横浜FMは永戸 勝也と渡辺 皓太から渡邊 泰基と植中 朝日への2枚代えで反撃に出ようとしたが、チャンスらしいチャンスは作れず。ソリッドだった京都が2-1で逃げ切り、今季初の3連勝を手にした。
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