アトレティコ、J・アルバレスの加入後初ゴールも飛び出してバレンシアに3発快勝!

チャンピオンズリーグの追跡 2024/09/16 01:55


15日のラ・リーガ第5節、アトレティコ・マドリーは本拠地シビタス・メトロポリターノでのバレンシア戦を3-0で制した。


第4節までの成績は2勝2分け……。今夏の積極補強後、とりわけ攻撃面の連係が拙いアトレティコだが、開幕5連勝のバルセロナ、昨季ラ・リーガ王者レアル・マドリーと優勝争いを演じたいならば、勝利を積み重ねながらパフォーマンスを改善する必要がある。


シメオネ監督はこのバレンシア戦、GKオブラク、DFジョレンテ、ル・ノルマン、ヒメネス、アスピリクエタ、リーノ、MFデ・ポール、コケ、ギャラガー、FWスルロット、グリーズマンを先発させて、守備時5-3-2、攻撃時3-5-2となるシステムを使用している。


前半、アトレティコは60%を超えるポゼッション率で敵陣で試合を進めていく。が、連係の拙さとバレンシアの規律立った守備を前に確度の高いチャンスはなかなか生み出せない。20分には前線でボールを奪ったスルロットが自らシュートに持ち込んだものの、これはGKママルダシュビリのセーブに遭った。


なかなかゴールを割れないアトレティコだったが39分、今後一つのパターンとなりそうなプレーからついに先制した。ペナルティーエリア手前、デ・ポールのモスケラの股を抜くスルーパスが、前に走り込んでいたコナー・ギャラガーに届く。イングランド代表MFはボールを左足でトラップすると、すかさず右足で叩いてママルダシュビリを破っている。前線への飛び出しという特徴の一つを見せたギャラガーは、これがアトレティコ加入後初得点。


リードを奪って前半を終えたアトレティコ。バレンシアがリスクを冒さなければならない後半は、堅守速攻を織り交ぜたプレーを見せて、54分に追加点を獲得。ジョレンテが右足アウトサイドで上げたクロスが、ファーで空中戦を競り合ったリーノの肩に当たると、ゴール手前中央のグリーズマンがルーズボールにいち早く反応。滑り込みながら左足でシュートを放ち、ネットを揺らしている。グリーズマンはこれが今季2得点目。


リードを2点に広げたシメオネ監督は、立て続けに選手交代を敢行。60分にスルロット&デ・ポールをフリアン・アルバレス&アンヘル・コレア、66分にリーノをロドリゴ、77分にグリーズマン&アスピリクエタをジュリアーノ・シメオネ&ヘイニウドに代えている。


アトレティコは終盤、バレンシアの攻撃を堅守で跳ね返し続けながら、速攻のチャンスを狙う。そして94分についにその時が、J・アルバレスのクラブ加入後初得点の瞬間が訪れた。速攻からロドリゴが左サイドを突破。ペナルティーエリア内左深くまで侵入してマイナスのパスを出すと、タレガに当たったボールが“アラーニャ(J・アルバレスの愛称、蜘蛛の意)”の足元にこぼれる。背番号19は左足のシュートを決め切って、メトロポリターノに詰めかけた6万人の観客に歓喜をもたらした。


J・アルバレスのゴール直後、試合は終了のホイッスル。アトレティコはここまでの成績を3勝2分けとして勝ち点を11に伸ばし(首位バルセロナとは4差で、レアル・マドリー&ビジャレアルと並び2位に位置)、またここ3試合はすべて無失点で終えている。

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